namiowelcomeの日記

ギターとバンドと映画と小説と私。たまにプログラム。

最近名前を聞かなくてさみしい天才がもうひとりいたね。The Band という最高のグループを率いていた、天才ギタリスト。こんなエレガントで個性の強いフィーリングのギタリストはもう出てこないのだろうか。 - Robbie Robertson -

 先日、"Mike Bloomfield" という天才ギタリストを紹介した。最近名前を聞くこともなくさみしい限りだが、決して忘れられない、忘れるてはいけない人・・・もう一人いたな。"The Band" という名前の通り最高のバンドを率いて、素晴らしい音楽を創り、残してくれた、"Robbie Robertson" だ。

 実はずっと気になってた。確か、数年前に自伝を出版したことを何かで知って、「あぁ、まだ存命なんだ(失礼だな)。演奏しているのかな」と思ったことがある。

 さすがに、"The Band" の事は知っている人も多いと思うけど・・・

テクニックを感情で隠して、最高の音を届ける・・・これってできる人がいたんだよね

TestimonyTestimony

 2016年に、「 TESTIMONY: A MEMOIR 」という自伝出してたんだね。これのことか。その際に、このコンピレーションアルバムが発売された。買おう。
 最初に彼のギタープレイを聴いたとき(そう、いつも最初は聴くことだった。いまは、観ることの方が多いよね)、本当になんか唄っているように感じた。
 よく、「唄うようにギターを弾く」っていうけど、ほんとに、唄っているように感じたのは初めてだった。

The Weight
 やっぱこれからかなぁ。Levon Helm や、Mavis Staples はじめとする Staples Singers の唄も素晴らしいのだけれど、Robbie Robertson の「あぁ、このフレーズとこの弾き方以外無いよね」と唄のバックで絡んでくる泣き叫ぶようなオブリガードで、あぁ、ごちそうさまです。

最初は、Ronnie Hawkins のバンド「The Hawk」・・・あの Susie QDale Hawkins の従兄のバンドだよね

 スタートがロカビリーの元祖みたいな人と一緒ってのは面白い。どんな縁だったのだろう。Ronnie HawkinsWho Do You Do Love とか、好きだけど、どんな曲一緒に演ってたのだろう?

Farther Up The Road
 残念ながら、RonnieRobbie の LIVE映像は見つからなかったけど、この曲、Blues 演ってるのだけど、ギター、もう Robbie Robertson だよね。当時、彼は18歳。Ronnie に天才だって言われたらしいけど、凄いね。
 ちなみにこの写真、後の The Band が勢ぞろいだ。
 左2人目から、
  • Richard Danko (bass)
  • Levon Helm (drums vocals)
  • Richard Manuel (piano,vocals)
  • Garth Hudson (keybaords, sax)
  • Robbie Robertson (guitar)

そして、The Hawks は、Bob Dylan のバックバンド・・・誰もが知ってることだけど

 このバックバンドが The Band として大きく羽ばたくことになるのだが・・・

 この話、かなり昔に友人にしたら「あぁ、井上陽水のバックバンド出身の安全地帯みたいなもん?」て返された。「・・・」なんも言えんかった。確かに、スタートとしてはラッキーだったかもしれない。でもその後の一人歩きぶりはとんでもない・・・

Bob Dylan & The Hawks
 音だけだけなのだけど、Bob Dylan & The Hawks の1965年の San Francisco & San Jose でのコンサート音源。
 メンバーは、
  • Bob Dylan (vocal, guitar)
  • Rick Danko (bass)
  • Bobby Gregg (drums)
  • Richard Manuel (piano,vocals)
  • Garth Hudson (keybaords, sax)
  • Robbie Robertson (guitar)
だ。
Like A Rolling Stone
/1966
Bob Dylan & The Band
/1966

ついに、The Band として、輝かしい10数年を歩み始める

 最初のアルバムが、Music from Big Pink(1968)。相当、衝撃を与えたようだね。・・・この中から、大好きな The Weight もシングルとして発売されたんだ。

THE BAND live at Big Pink 1969
 Robbie Robertson 口髭はやしちゃって・・・いい男だよねぇ。
Footage of The Band 1970
 乗りまくっている頃だよね。無敵の5人組。Robbie Robertson の少しギター高めに持つの・・・真似したことあるなぁ。
ソロ・・・独特。マネしたくても、ただのへたウマになっちゃう。
It Makes
No Difference
The Weight
[Woodstock]

 好きだから、もう一回。

そして、The Last Waltz ・・・えぇ、なんでやめるのって感じだった

 このニュースは衝撃的だった。コマーシャルなど関係なくもうひとつのジャンル創ったぐらいの安定感だったのに。

The Last Waltz - Full Concert 1976

今回は、The Band の記事ではないのだけど、どうしてもそこ中心になっちゃうね

 でも、その後も色々と活躍してたんだね。当時はなんかどっかに行っちゃったイメージだったな。出自が「インディアン」だとカミングアウトしたときは、驚いたけれど・・・関係ないけどね。

It's A Good Day
To Die
Go Back To
Your Woods
Ghost Dance
LIVE on BBC
Performs on
Jimmy Fallon

 共演もいろいろ。

Who do you love
& Eric Clapton
I Shall Be Released
& Elvis Costello
Hail! Hail! Rock'n'Roll
& Chuck Berry
Somewhere Down
The Crazy River

自伝、今度買って読んでみよう。凄くいろいろ奥深い話がありそうだ・・・

I Shall Be Released

 最後に、
 なんか最近、耳の病気をカミングアウトしてて心配な Clapton と二人で唄うこの名曲で。  二人とも随分年齢を感じさせるけどまだまだ頑張って欲しい。

 おやすみなさい。

 

Robbie Robertson に関わる 情報リンク ここにまとめていこ