namiowelcomeの日記

ギターとバンドと映画と小説と私。たまにプログラム。

Tattoo'd Lady・・・入れ墨を入れた女性を見ると必ずこの曲が頭を流れる。ブルージーでファンクでポップでクールで、とても自然な感じの彼のスタイルが大好き(過去形にはしない)。彼も惜しくも若くして召されていったんだ。 - Rory Gallagher -

 俗にいう黄金進行、王道進行にうまく乗っかった「"Tattoo'd Lady"」という曲を初めて聞いたとき、そのあまりの心地良さに知らず身体が揺れたのを覚えている。47歳という若さで逝ってしまった彼だが、未だに、彼が創った曲が頭をよぎることが多い。

 熱く凝縮された 43年間だったんだろうな・・・

今だに心地よい、彼のメロディアスなフレージング。ロリーギャラガーを覚えているかい?

Rory GallagherRory Gallagher

 その名も、「 Tattoo 」と題されたこのアルバム。LPもCDももちろん持ってるけど、一時、ほんとよく聴いた。
 車のBGMにおしゃれな曲が流行ったときも(そんなのおよびじゃなかったね)、クリスマスでさえ、彼女を乗せてこのアルバムをがんがんかけてた、な。
 とにかく、気持ちいいんだよね。彼の弾き方、フレーズ、音色・・・すべてが。

Tattoo'd Lady live 1975
 はい、これですね。曲自体は、王道進行に乗っかったシンプルなものだけど、今聞いても、こんなにうまく乗っかった曲はないな、と思う。1948年生まれで、75年だから、27歳の頃か。格好いいよね。Mick Taylor の後任として、The Rolling Stones へ入る話もあったんだよね。それは知ってけど、wikipedeia には Deep Purple への、Ritchie Blackmore の後釜としての話もあったらしい。へぇ、ほんとかな、面白い。
 とにかく、この当時は絶頂期で、引く手あまただったのは確かだよね。
 この名曲。Youtube で検索すると驚く。今まで調べたどんな曲よりも、映像がザクザク出てくる。彼の名演はもちろん、多くの方のカバーやギター指南も含め。
 どれだけ、LIVE演ってたんだ! 好かれてんだ!
Tattoo'd Lady - Montreux 1994
 亡くなる一年前のツアーの時の映像。最初にこれが来ると、(少し)つらいけど、観ておこう。20年たっての、彼の熟演。もう、この時、本当は身体はぼろぼろだったのかな。(肝臓悪くして亡くなったそう)

15歳の時に、61年製 Fender Stratocaster 100ポンドで買ったと!

 当時は固定相場制で、100ポンドは約10万。よくお金あったなぁ・・・逸話では当時アイルランドに上陸した初めてのストラトだとも、2本目だったとも言われている・・・らしい。

 それで、もうプロとして活動してたって!・・・音源↓

Rory Gallagher's 1961 Fender Stratocaster
 ↑これ結構有名な話らしいね。
 知らなかった・・・

で、なんといっても最初は、Taste(テイスト)!

 Cream のマネージャーにも目を付けられたらしいけど、自身のマネージャーには随分搾取もされたらしい。でも、いいバンドだったよね。荒削りでガツンとした Blues Rock。少し出来過ぎの Cream などとは違う魅力があった。
 リアルタイムじゃなかったけど、遡ってよく聴いた。

 今は、LIVE動画がたくさん観れて嬉しい。彼が、いま、生きてたらまだ 75歳。こんな時代来るとは思ってなかったろうけど。
 ・・・生きてて欲しかったな。

Live on french TV
/1969
Morning Sun
/1970
What's Going On
/1970
Beat Club 52
/1970
messin with
the kid
Same Old Story
 

 ほくそ笑みたくなるリフ。

Gambling Blues ( Live-isle of wight)
 伝説の「ワイト島ライブ」。
 アンコールを5回もしたことで有名。

ソロとして頂点へ。1972年、『メロディ・メイカー』誌によりトップ・ギタリスト・オブ・ザ・イヤー か。

 1970年代前半はまさに、彼の時代だね。そして「"Tattoo'd Lady"」が生まれた。
 本当に LIVE映像が多い。よーし、片っ端から並べておこう。(ほぼ、自分用)

Laundromat
1973
Live
1973
Irish Tour
1974
Full show
1974
Live At Montreux
1975
Rock Show
1975
Live at Rockpalast
1976
Calling Card .LIVE
1976
Live At Montreux
1977
Odeon, London
1977
Shadow play
1978
Live at Vienna
1978
Wiesbaden
1979
Do You Read Me
1978
Paris
1980
Karussell
1980
Live In Athens
1981
Germany
1982
Belfast
1984
Live at Montreux
1985
Nadine
1986
Opera Housex
1987
Late Late Show
1988
Ballyronan
1989
Ohne Filter
1990
& Jack Bruce
1990
Heaven's Gate
1991
live in Dublin
1992
Live in Tegelen
1993
Celtic Festival
1994
Moonchild
1995
last TV session
1995

 ふー。
 こんなに映像あがってるアーティスト、そういないよ。ほんと亡くなる直前まで LIVEに生きた人だね・・・愛されて。
 このブログで、こうやって並べた映像を、風呂浸かりながらよく見るのだけど・・・
 こりゃ長湯になるな。

熱く粗削りのように見えて、とても繊細でポップ。今でも大好きなアーティスト

Knocking On Heaven's Door

 最後に、
 この歌を天国に行った彼に・・・

 おやすみなさい。

 

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