namiowelcomeの日記

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カウボーイハットの似合う男、John Lee Hooker?, Otis Rush?, それとも? この男を忘れないでくれ。Bluesの枠に押し込められることを嫌い、Bluesの枠を大きく跳ね上げたジャンプ・ミュージックの立役者 - Clarence "Gatemouth" Brown -

 ちょいと、日が開いた。

 カウボーイハット。憧れるなぁ。頭でかいから似合わないけど、ハットをかぶってスリムな身体で手を挙げる・・・John Lee HookerOtis Rush 格好いいよね。でも、一番似合ってて、奏でる音楽もイキで気分がいい(何より、フィドルも最高!)、Clarence "Gatemouth" Brown。彼の事を、私は、"Cowboy Hero" と呼ぼう。

 昔 "新(あらた)" っていう、変わった、いい男がいて・・・

彼にさんざ、聴かされたよ。"Gatemouth" Brown のご機嫌なミュージックを

Okie Dokie StompOkie Dokie Stomp

 2005年に81歳で召されるまで、精力的に活動されていたようだ。冒頭述べた、友人の "新(あらた)" は、約25年くらい前に中国でバス転落事故で天国に行ってしまった。その頃は、まだ現役の "Gatemouth" Brown を、がんがん聴いていたわけだ。ほんと、好きだったよなぁ、あいつは。私のイメージは、最初は、とにかく「カウボーイハットの似合ういい男」って感じだった。
 "新" ・・・大学時代の同級生。東京からわざわざ愛媛の大学に来て、長い髪で "Blues大好きな" 変なやつだった。でも、最高にいいやつだった。今でいうイケメンでもあったな。
 彼が天国に行っちまって、それから数10年。この東京で、なんど彼のことを想い出したろう。
 その彼が、"Gatemouth" Brown の格好良さを(そして、日本の 吾妻光良 & The Swinging Boppers の素晴らしさを教えてくれたんだ。

Okie Dokie Stomp
/1954

 やっぱ、まずこの曲だね、「"Okie Dokie Stomp"」今でも、多くのギタリストが弾いてる。だいたい、"Stomp" て言葉は、この曲で覚えたし。

Okie Dokie Stomp
/Live 1966

 踊ってる、踊ってる。この当時だから、ギターの色といい、これはかなりポップだったんだろうね。まだ、帽子かぶってないけど、細見でギターの構え方といい、"伊達男" って感じ。それにしても、凄い指さばきだ。
 後ろで踊ってる女の子も可愛いね。

父親がカントリー・フィドラー。影響は大きかったようだ。子供のころからいくつもの楽器を操る天才だったらしい

 1924年生まれで、30代の頃の話。いちばんいい時期だったと思うんだけど・・・一時、音楽から離れてたんだね。
 !なんと、その頃、保安官代理、してたらしい・・・まるで、カウボーイじゃないか!

The !!!! Beat (TV Program)/1966

 1960年代に、Blues が、こうやって、TV番組で "Beat" って紹介される番組があった!。凄いな。
 この回は、"Gatemouth" Brown" 以外にも、Little Milton, Esther Phillips"Gatemouth" Brown はこの番組でバックバンドの仕事をしていたそうだ。
 後ろで、Rickenbacker 弾いてるのが、彼だね。8曲目に 先にあげた映像。
 それにしても、こんな番組、今あれば毎日かぶり付きだな。

The !!!! Beat
1-2
The !!!! Beat
1-3
The !!!! Beat
1-4
The !!!! Beat
1-5
The !!!! Beat
2-6
The !!!! Beat
2-7

 これ、めっちゃあがってる。Youtube で、どんどん観られる。宝の山だぁ。
 少し貼っておくけど、時間見つけて増やしておく。でも、このページに戻るたび、"新" の事、想い出すんだろうなぁ。
 "Gatemouth" Brown" はホストバンドだからか、毎回必ず数曲演ってる。

1970年、相当評価されていた頃・・・LIVEが熱い

 観てると、ほんと、ギター弾きたくなるよ。

with Canned Heat/Montreux -1973

 "Canned Heat"(このバンドも、いつか、ぜひ紹介しなきゃ。忘れてほしくないバンド)。
 モンタレーで一緒に演ってるときの映像だね。2曲目に紹介されて入ってくるのだけど、"声" いいねぇ。声出すだけど演奏が締まるのがわかる。
・・・それにしても、まだ、"カウボーイハット" かぶらないんだなぁ。

Frosty/1977

 出たよ、出た出た。"Cowboy Hero"
 Frosty・・・絶対 Albert Collins に影響与えてるよね。あと、途中のフレーズは、Z.Z Top にも。
 芸達者爆発・・・"ハープ"もいいし、"フィドル" 弾くし!
 それにしてもいつも変わった格好いいギター。

 Albert Collins との Frosty も置いておこう・・・

Funky Mama
with Freddie King
Frosty/1979
with Albert Collins

80年代。Alright Again! でグラミー賞もとってるんだね。大活躍のころ

 ほんと、Bluesの世界だけの人じゃないんだよね。ジャンルを超越してる。とにかく、格好いい!

Pressure Cooker
New Orleans/1984
and his fiddle
Texas/1990
Up Jumped
The Devil
Honky-Tonk
Live from Austin

 Santana とも演ってるけど、圧倒的でしょ。リズム感、個性、フレーズの深いこと深いこと

Got My Mojo
Workin
with Santana
2004

気分いいねぇ。私もいつか "カウボーイハット" かぶってみたいな・・・

 でも、まず彼ぐらいに痩せなきゃね。音楽性の素晴らしさだけでなく、格好良さを魅せつけてくれた、。"Gatemouth" Brown ・・・みんな、"新" が教えてくれたんだよな。

Deep deep water/1971

 最後は・・・
なんかまた "妹尾さん" や、亡くなった友人の事、想い出して・・・
これで。
おやすみなさい。

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