namiowelcomeの日記

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現在76歳にして、ギターマスター。憧れの彼を最初に聞いたのは、Green Onion。ソウル創成期、黄金期から活躍し続ける偉大なギタリストを想う - Steve Cropper -

 1941年生まれで、20歳上だから、今は76歳! その彼が未だ現役でLIVE続けている姿をYoutubeで見かけ、感銘を覚えたのは、昨年のことだ。
 今も元気で活躍されていると思う・・・ソウルの創成期・黄金期、スーパースター達を、支え、創り続けてきた、Super Guitar Master。その名は、"Steve Cropper"。

 シンプルだけどマストで、オンリーなバッキング・・・

久しぶりに、ギターマスターのカッティングを聴きたくなったぜ!

Steve CropperSteve Cropper
画像出典:wikipedia

 決して前に前に、がんがん出てくる人じゃないんだよね。でも気になる。魅入られる。惚れる・・・なりたい男の姿だなぁ。この人がどれだけ凄いかって、もっと知らしめたい。・・・だって、あのOtis Redding のバックで弾いてた人なんだよ! "スタックス・ソウル" と言われた時代の音楽をバックバンド(ほとんどの・・・と言っても過言でない)で演ってた人なんだよ。
 この間紹介した Roy Buchanan とは、また違う意味で、"Mr.Telecaster" の一人だよね。

Green Onions/2016

 まずはこの曲。彼が所属していた、Booker T. and the MGs の Green Onions。これを数年前、動画で観たときは興奮した。だって、LPレコードでも何回も針をすり減らし聴いてコピーしようとした。全然弾き方が違うのだもの。なぁ~んだ、そうやるのか。ピックだけでなく、中指重ねて弾くところは、「こうかな?」って思ってた弾き方と同じだった。
 ところで、この映像のキャプションには、この音楽を支えてたベースの Donald "Duck" Dunn が、東京 で亡くなったって書いてるね。そうだったんだ。

1960年代、アメリカ、Stax Records のほとんどのサウンドを担った Marquis でスタート!

 Rufus Thomas, Otis Redding, Wilson Pickett, Sam & Dave・・・輝かしいソウル全盛期を創ったアーティストたちの、バックバンドを担う Marquis で活躍。

 彼は、当時「Stax Records」に在籍していた、すべてのアーティストのレコーディングに参加していたそうだ。カントリー、ブルース、ジャズをこよなく愛していた(そうだ)彼の類まれなるセンスが、次々とヒット曲を生み出していったわけだ。

Last Night/European Stax tour/1967

 格好いいなぁ。スリムで短髪のいい男がテレキャス、弾いてるね。

 あぁ、つかみを間違えたか。こっちのほうが良かったかな。ヒットした映画「"Blues Brothers"」で、Legends 大集合したときの、

Soul man/1979

 これは映画ではなく、実際に Los Angels でライブした時の映像だね。一番左で長髪でテレキャス弾いてるのが、Cropper イントロと途中あの有名なギターのブリッジを弾く彼の姿が眩しい。

 映画の中の最高のシーンを少し・・・

Sweet Home Chicago
Jailhouse Rock

 Cropper の楽しそうな顔。・・・そして、これ以外ないでしょっていうブレイク時の彼のフレーズ。最高だぁ。

彼が送り出した、創り上げた、素晴らしいサウンドの映像を探して見よう

 あーだめだ。この手のサウンドは無性にギターが弾きたくなる。スタジオに入ってセッションがしたくなる。

(Sittin' On) The Dock Of The Bay/Otis Redding

 Otis Redding(自家用飛行機で、26歳の生涯を終えてしまう) の最高の1曲。曲を生かし、サウンドをより良くする彼の的確なバッキングがさえてる。

 この曲自体について語る、Ron Wood との映像と、彼自身が歌うクリップ。

Ronnie Wood
and Steve Cropper
Steve Cropper
/1987

 Otis Redding を演奏で支えていた映像をもう少し並べておこう。
 それにしても、この頃、"Steve Cropper" はタートルネックが多いね。マネしよ。

Try A Little
Tenderness
Live at Monterery
/1967
Knock On Wood/Eddie Floyd

 実はこの曲、今遊んでもらってるバンドでの課題曲だった。・・・このサイドカッティング・・・めちゃ、難しいよ。このノリ、アクセント。で、また、これじゃなきゃだめな、サイドバッキングなんだ、これが。

Ronnie Wood
and Steve Cropper
In The Midnight Hour
 

決して派手さはないかもしれない。でも、とても惹かれる。何なのだろう

 いろいろと共演してるね。嬉しくなる名前ばかり。

(Sittin' On)
The Dock of the Bay
with Tom Jones
Live from
Spain/1991
with Bo Diddley
Standing At
The Crossroads
with Dave Edmunds
Time is Tight
/2011
with The Animals

 ここに出てくる、Dave EdmundsThe Animals は近日、紹介しなきゃな。(ここでの映像は Eric のいない Animals だけどね

1音の大切さと、凄さを教えてくれた人・・・って感じだね。あとは、曲を生かすバッキング・・・残念なことにまだモノにできないのだけど

 ギター弾きたくなってきた。弾かなくちゃ、弾かなくちゃ。

Funky Broadway/1971

 最後は・・・
"Steve Cropper" 節が目いっぱい堪能できる
1971年の彼のアルバムから。
おやすみなさい。
あぁ、また 妹尾さん の事、想い出し始めた・・・

 

Steve Cropper に関わる 情報リンク ここにまとめていこ