ただただ帰りを待っている・・・Bonnie? って誰？ - Bring back my Bonnie to me -

　今日は毎月スタジオで往年の名曲をセッションして楽しむバンドと一緒にいた。平均年齢63ぐらいのなかなかやんちゃなメンバーなのだけど・・・あぁ、その話はまた今度。
　今月の新曲(!)として、今日演奏した曲の中で、The Beatlesがデビュー間もないころ、Tony Sheridan のバックバンドとしてレコーディングされた曲だけど（そのときは、Tony Sheridan with his beat blothers だったらしい）、「My Bonnie」というのがあった。
　今日は、スタジオで遊び終えて・・・ずっと "Bonnie" のことを考えてた。この曲自体は、もう30年以上も前から良く知ってたけどね・・・ずぅっと気になってたんだ。

"Bonnie" ってだれ？

Bonnie は海に眠ってるんだ。Bonnie を返してほしい

　1961年（拙誕生年）、Tony Sheridan が、スコットランド民謡として有名なこの曲をロックアレンジにしてレコーディングした。そのとき、彼のバックバンドが初期の Beatles だったってことだけど、ドラムはまだ Pete Best だったようで、後の別の発売盤ではジャケットが Ringo Starr に代えられてたって・・・あぁ、それは今日の話じゃない。

My Bonnie - The Beatles With Tony Sheridan

　Tony Sheridan の声っていいね。後ろでシャウトしてるのは、John なんだろうか？　George のギター、いいセンスだなぁ・・・あぁ、その話じゃなかった。

ボニーって、イングランド王国王位継承者 Charles Edward Stuart のことなんだね

　お父さんの影響でカトリックを信仰して、そのことが当時の王位継承を困難にした・・・ってことだけど、人気がかなりあって "いとしのチャールズ王子" って慕われてたって。Bonnie Prince Charlie とも。(by wikipedia)

画像出典：wikipedia

　実際に海で亡くなったわけではないようだけど、人気があって死後も、彼を題材にいろいろ創られたようだね。この曲は、1870年代に楽譜店で、プラットという人が偽名でこの歌を発表すると、大きなヒットとなった・・・って。ふ～ん、それから、色々なところで歌い継がれてきたんだ。

My Bonnie lies over the ocean・・・海に向かって遠くを見ている女性が浮かぶよ

　なんか勝手なイメージだけど、この曲を初めて聞いた20代の頃からずっとそのイメージだなぁ。今日改めて想像したけど。

My Bonnie lies over the ocean
My Bonnie lies over the sea
My Bonnie lies over the ocean
Oh, bring back my Bonnie to me

REFRAIN:
Bring back, bring back
Bring back my Bonnie to me, to me
Bring back, bring back
Bring back my Bonnie to me

Last night as I lay on my pillow
Last night as I lay on my bed
Last night as I lay on my pillow
I dreamed that my Bonnie was dead

　切ない歌詞だよね。なんの事実性もないんだろうけど、唄い継がれ、色々な想いが重ねられてきて、ポピュラーになってきたんだろうと思う。