namiowelcomeの日記

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Dr. feelgoodは、フロントマンであり、スターである、Lee Brilleaux のバンドだったんだよ by Wilko Johnson. me too. - Lee Brilleaux -

 "Dr. feelgood" と言うと、「あ、Wilko Johnson のバンドね」って返されることは、多い。
 だが、アメリカの "Good Rockin'" "The Fabulous Thunderbirds" を率いているのが、タフで個性的な "Kim Wilson" であるのと同様、このバンドを率いて有名にしてきたのは、今は亡き "Lee Brilleaux" だ。残念なことに、1994年 41歳の若さで亡くなってしまった。

feelgood の話は1度で終わらないと思うが・・・1回目

評価も知名度もあまりにも低すぎるけど、最高のエンターテイナー Lee Brilleaux って 知ってるかい?

Lee Brilleaux: Rock 'n' Roll GLee Brilleaux: Rock 'n' Roll G

 この写真は"Lee Brilleaux" の約20年間のヒストリーを記したボックスセットのもの。もちろん、持ってる。4枚組のCDセットだ。ブックレットに収められている写真を眺めていると、瞼が熱くなる。喉頭癌が原因だったらしいけど、張り裂けんばかりのシャウトで歌う彼らしい(?)・・・いやずっと歌ってて欲しかった。

Dr Feelgood - Lee Brilleaux in Belgrade, 1991
 亡くなる2年前の Lee Brilleaux 率いる Dr. feelgood の LIVE映像があった。この時、40歳、乗ってるね。インタビューに答える彼、まさか、2年後に召されてしまう事になるとは。ステージ上でせわしく煙草を吸いながら歌う姿も変わらない。・・・ちなみに、ギターは、今も Feelgood で弾き続けている "Steve Walwyn" だ。

未だ続いている、Dr.Feelgood の系譜。ここまで長く続いているのは、名ボーカリストの Lee Brilleaux を未だ探し求めているのかもしれない

 実は、まだ Dr.Feelgood が続いていることを知ったのは、2年ほど前に、ガレージバンド、パブロックをまた聴き直そうとしていたときだった。当然、そこには、Lee BrilleauxWilko Johnson もいない。しかし、最後に Brilleaux とやっていたメンバーに、ボーカル Robert Kane を迎えて活発に活動していることを知った。
 ただ、どうしても、何を聴いても Lee Brilleaux が浮かんでくる。煙草を離さず、マイクを横に回す独特なスタイルで、喉張り裂けんばかりに歌う彼の姿が想い出される。

Lee BrilleauxLee Brilleaux

 確かに、Wilko Johnson は格好いいし、革新的だし、人気も高い(私のアイドルだ)。でも、この Lee Brilleaux の知名度の低さは納得ゆかない。"Dr. feelgood" は、Lee Brilleaux のバンドなんだ!

1971年Dr.Feelgood の誕生。それから、死ぬまで彼は Dr.Feelgood だった

 Dr.Feelgood の黄金期は、Wilko のいた、1977年くらいまでだと言う人も多い。しかし、その後も個性豊かなギタリストが出入り、素晴らしい グルーヴを生み出すRockBand として続いていた。それは、アメリカの Kim Wilson 率いる The Fabulous Thunderbirds に通じるものを感じる。

DR FEELGOOD LIVE 1975 TV SHOW

 Wilko Johnson と演ってた時の全盛期の映像といえるだろう。1975年の TV SHOW。Lee Brilleaux の熱いパフォーマンスの元で、Wicko が自由に泳ぎ回ってる感じ。何度でも観たい映像。

Roxette(1975)
Going Back Home(1976)

 ちなみに、Wilko Johnson には、2014年来日の際に会えたんだ。ステージ終えて Taxi乗り込むとき・・・その話はまた今度。

1977年 Wilko の脱退。でも、Lee はまたいいギタリストを探してきた。Gypie Mayo だ。

  John 'Gypie' Mayo も素晴らしかった(過去形になるのが詳しい。彼も、数年前に亡くなってしまった)。Wilko とはスタイルは違うが、テクニックに裏打ちされた、"職人(好きなタイプ)" と呼ぶにふさわしい、いいギターを弾いてくれてた。在籍は数年だったが、強力な印象を与えていた。

Dr.Feelgood That's It I Quit 1977

 Wilko Johnson の抜けた直後、Gypie Mayo との映像が観れる。ステージを縦に移動する弾き方は、Wilko へのリスペクトか? Lee の指示なのか?

Take A Tip
Homework(1977)

 大好きな J. Geils でお馴染みの、Homework。私見ですが・・・この選曲は、R&B好きな Gypie Mayo に違いないって思ってんだよなぁ。そういえば、Gypie Mayo って、200年代になってから、The Yardbirds にも参加してたんだよね。

80年代、Lee を支えたのは、Gordon Russell だ。

 ちょっと ポップ感強くなってきてたよね。当時は、J. Geils 同様、ポップな感じが苦手で、リアルタイムでは避けてたなぁ。Lee の歌声は何も変わらなかったけれど。

Dr Feelgood Real Man 1987
Down At The Doctors
shes a windup

そして、Dr.Feelgood は、まだまだ続いてるんだね。Lee の穴はそう簡単には埋まんないんだけど

 新しい Dr.Feelgood に、Gordon Russell が join してる映像もあるね。

Dr.Feelgood featuring Gordon Russell at encore in Cranleigh 2009

 一応、貼っておこう。

Baby Jane/1977
Baby Jane/2017

 やっぱ、全然違うな。

みんな、Lee をリスペクトし続けて、これからも続いてゆくんだろう・・・

 The Fabulous Thunderbirds のときにもあったけど、面白いので、wikipedia さんから転載させていただきます!(ありがとう wikipedia)

Timeline
画像出典:wikipedia

Lee Brilleaux Memorial・・・もう 何年も続いているらしい

20th Memorial/2013
21st Memorial/2014

 慕われてんだよね。最近の映像はないけど、演ってないのかな?

Wilko Johnson 19th Memorial/2012

 最後に・・・Wilko Johnson
メモリアルに参加したときの
映像観ながら・・・
おやすみなさい。