師匠でもある、恩人・F氏から譲り受けた宝物。人生(ほんの少し)落ちた時も、これだけは絶対手放せなかった。1974年製 - Gibson ES-335 TD -
このブログのお題のひとつである "ギター"。まずは自分の愛用するギターをさかなに、少し書いてみようかな・・・最初は、もう30年以上前に、故郷で恩人のF氏から譲り受けた、一番の宝物
このギターが似合うような職人になる道のりは、まだまだ果てしなく遠い
美しい・・・これ以上の形・デザインはあるのだろうか、と思うくらい完成され洗練されている。
シリアルナンバーや形状から調べた情報では(100%確実かどうかはわからないが)
1974年(または、1973年) USA製のようだ。
- 製造年を調べるには、GuitarDaterPROJECT のサービスが便利だ。
他にもいろいろ試したけど、ここが一番確実なよう。
the serial number is impressed on headstock
ヘッド裏に刻印でシリアルナンバーがある
Made In USA on headstock
"Made In USA" の文字がある
Kalamazoo Or Nashville で製造されたもののようだ。
美しい模様の茶系の 335だ。
Gibson社が、Kalamazoo から Nashville に移転したのは 1975年ということなので、この機種は "Kalamazoo" 製かもしれない。
- ネック:マホガニー
- 指版:ローズウッド に 角型のインレイ
おそらく同じ型のものだと思う映像が、Youtubeにあがっていた。色合いは少し違うが・・・
Gibson ES-335TD ・・・ 1958年の発売された世界初の商業用セミアコースティックギター
ES とは、Electric Spanish のことで、
TD は、Thinline Double Pickups を意味する
音は、ふくよかでどちらかというと甘い、サスティーンの効いた感じ。もちろん、弾き方や調整でこの 335 でシャープなトーンを出すギタリストもいる。
私はどちらかというと、贅沢な使い方で、ハードに強い音をがんがん出すほう・・・かな。
ま、ギター自体のことは、wikipedia はじめ、多くの情報サイトにあるから、割愛。
やはりここでは、このギターを軸に、アーティストの映像探しをしてみよう。
この人のおかげで、より名前が知れ渡った・・・かもしれない
"Mr.335" Larry Carlton
イメージは、ジャズ、フュージョンの人だけど、ブルースにもロックにも活躍するフィールドに垣根はない。
"Room 335" という有名な曲もあり、"Mr.335" として知られてる。
Room 335
Room 335(2012)
ジャンル問わず、多くのアーティストに 335 は愛され、利用されている。(中には、345やほかの型もあるが、ここではすべて335仲間 ということで)
Gibson のホームページで、Top 10 Gibson ES-335 Heroes と紹介されているアーティストで、335 を持って演奏する映像まとめて、サウンド 聞き比べてみよう。
Eric Clapton
Chuck Berry
Otis Rush
Warren Haynes
Dave Grohl
Eric Johnson
B.B. King
Roy Orbison
Alvin Lee
Jeff Parker
同じ Gibson の Les Paul との違いがよくわかる映像がある。
Larry Carlton と、B'z松本孝弘の、競演映像。
Larry Carlton & Tak Matsumoto 「JAZZY BULLETS」
2010年 第53回グラミー賞 "最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム"
ちなみに、大好きな映画「Back to the Future」の中で
マーティが、"Johnny B. Goode" を弾いたのは、ES-345 だ。
少しだけ、個人情報を・・・
実は、335タイプのギターは、以前何本か所有していました。345 も含め、4本ぐらい持っていた時期があるのです。それほど、好きなギターです。
でも、10年以上前に、少し人生に失敗があったとき、楽器などをすべて売り払わなければならなくなったのです。
でも、F氏から譲り受けたこのギター1本だけは、どうしても手放せませんでした。
最高の宝物です。今度ここに、試奏動画あげておきます。おやすみなさい。