namiowelcomeの日記

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思春期の心を鷲掴みにして、いつの間にかいなくなってしまった、80年代に活躍した、女性ロックアーティスト達。たくさん居るけど、今日は、まず、彼女のことを想ってみようか - Suzi Quatro -

 現代、人気の女性ミュージシャン、気になる女性ロッカーはいます。Orianthi Panagaris, Laura-Mary Carter, Lauren Larson ・・・
 でも、70/80年代に、男たちを虜にした強烈な女性ロッカーのような存在は、少なくなっているような気がしてならない。・・・時代がスマートになっているのか。(もちろん、Taylor Swift とかも、好きだけど)

 時々、想い出すんだ。70/80年代当時。女性ならではの独特な格好良さを魅せてくれた何人ものロッカーを。

 そんな中から、今日、的を絞ってみたのは・・・

元気がないときは、今なお現役で(67歳!) Rock'n Roll している、"Suzi Quatro" を聴け!

Suzi QuatroSuzi Quatro

 1950年生まれだから、10歳ほど年上なのだけど、当時は "少し歳上の格好いいお姉さん" 的に捉えてたと思う。女性ロックミュージシャンの草分け(?)、もちろんだ。
 最近、未だ元気に活躍していることを知り、とても嬉しかった。
 70/80年代、多くの、格好いい女性ロッカーが活躍していたけど、最近はあまり 女性ロッカーの話を聞かなくなった。少し寂しい。  

Can The Can/1973

 まずはこの曲だね。彼女はベーシストとして、ボーカリストとして、多くの名作を残したと思うんだけど、Suzi Quatro って言うと、どうしても、この曲が真っ先に浮かんでくる。最初に聞いたときの印象がとても強いからだと思う。
 私は、悩みって何? っていう性格なんだけど、それでもある時、少し疲れ果てたことがあって、確かこの曲聴いて、めちゃめちゃ元気出たことを覚えてる。凄いパワーを感じたんだと思う。
・・・いま観直すと、観客がおとなしいね。少し笑える。

いい曲たくさんあるけど、4曲選ぶとしたら、この4曲かな

The Wild One/1974
Devil Gate Drive

 Wild One・・・あぁ、いい曲。とてもシンプルで、いいメロディに歯切れのいいボーカルが乗っかってて。ただ轟音だけで迫るハードロックではないよね。やっぱ、鍵はボーカルだと再認識。
 Devil Gate Drive ・・・日本語題が、「悪魔とドライブ」。今聞くと少し照れくさいタイトルだし、映像も微笑ましいんだけど、当時は、黒ずくめで眩しかった彼女にとても似合ってたね。
 あぁ、そういえば、いつか絶対、皮ジャン買うんだって思ったな。

Rock Hard/1980
Can the Can/2015

 Rock Hard・・・このミュージッククリップにどれだけ影響受けたクリップがあるだろうね。似たようなクリップ、この後何回も見ることになる。
 そして、2015年の Can The Can の LIVE映像。この時、65歳ってことか(!)
 やはり、Rockの本場、アメリカ。こうやって往年のミュージシャンが演奏するのを、ただ懐かしむではなく(もちろん、それもあるでしょうね)、純粋に、いい音楽、格好いい音楽として楽しんでいる感じが、凄く伝わる。羨ましい。

最初はガールズバンド。兄弟で組んでたんだって事を知った

 この話は、インターネットのおかげ。1年ほど前に、YouTube で知った。お姉さんが3人もいて、一緒に演っている映像を観たんだ。この頃狙っていたのは、どちらかというと、ソウルグループの感じだったみたいだね。

The Pleasure Seekers/1968

 The Four Tops の名曲、(Reach Out) I'll Be There を、演ってる。Suzi Quatro は、メインボーカル。可愛いね。(あ、あぁ、今変な目でみたでしょ)

 他にもいくつか映像があがってるけど、どれもとても楽しそうだ。仲のいい兄弟に見えます。

the Quatro Sisters
 
Never Thought
You'd Leave Me

そして、1974年、ソロ・ハードロック路線に転向。イギリスを中心に旋風を巻き起こした

 この時に、名前を Suzie Quatro から Suzi Quatro に変えたらしい。なんでだろ? Suzi の方が、ストレート感が強いからかな?

 もちろん、リアルタイムで聴いていた時は、そんなこと全く知らない。いきなりやってきた、強烈な Girl Rock' Roller Suzi Quatro ・・・おぉ、カッケー、って感じ。

Daytona Demon/1974

 なんか、"車"、"悪魔"・・・もの凄くわかり易いシンプルなキーワードで出してくる曲、多かった気がする。

 これから、数年が一番乗ってたんじゃないかって思う。

Too Big
1974
Jailhouse Rock
1975

 Elvis Presley の名曲、Jailhouse Rock 演ってるのは、日本での LIVEだね。

Half As Much As Me
1976
The Honky Tonk
/1977

1980年前後、なんかよりポップな感じになって、あまり聞かなくなったんだ

 こうやって振り返って観れる時代だから、この当時の彼女を知ることができるけど、当時はなんかポップになっていってて、「つまんな~い」って感じだった。今、聴くといい曲もあるけど。

Don't Change My Luck
1978
She's In Love With You
/1979

 この後は、まったく知らない。もう随分、名前さえ忘れてた。
 でも、不思議なことに、ちょっと疲れたとき、頭の奥から、
 "can the can ~" って聞こえるんだ。
 それだけで、十分だ。

最近、ノスタルジーに浸ることは確かに多くはなった・・・でもそれだけじゃない、何か強い引き寄せる魅力が彼女にはある

 長い音楽人生、色々と挫折や葛藤もあっただろうけど、今もがんがん前を向いてるっていうのが伝わってくる。そこかな?

Can the Can/2017

 こんな遅い時間だけど、
今日は・・・
67歳になって なおひた走る 彼女の、
この曲をもう一度聴きながら(3回目)・・・
おやすみなさい。
(・・・あぁ、今日は徹夜なんだけどね)
この後、Joan Jett がんがん聴きながら、仕事やろ。

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