namiowelcomeの日記

ギターとバンドと映画と小説と私。たまにプログラム。

3人のAlbert・・・職人、独特の演者、そしてキング

 中学生の時に日本のバンド "Turip" から "Beatles" を識り、洋楽にのめりこんだ。
高校の頃には、音楽のルーツ探る旅に出て(あ、ほんとの旅じゃないよ)、
当たり前のように黒人音楽、BluesやSoulの持つ匂いやリズムを発見。夢中になっていった。

 想い出すとその頃から現在に至るまで、3人の "Albert" に出会って来た。

今日は この「3人のAlbert」 について書いてみよう。

最初は Albert Leeだった。Clapton に少し飽きてきたときに彼と出会ったんだ

Albert Lee

 ギター小僧だった私は、当時、3大ギタリストと言われた "Eric Clapton", "Jeff Beck", "Jimy Page(Led Zepplin)" のうち、より Blues色の濃い Clapton をよく聞き学んだ。
唄うようなメロディを奏でる彼のプレイは、とてもいい教科書だったと思う(そんなに成績の良い生徒ではなかったので、結局あまりうまくはなれなかったけど)。

 でもちょっと飽きちゃった頃があって・・・
そんな時、Claptonのバックバンドにいた 彼が気になってた。
これはリアルタイムだった。Claptonがレイドバックしたといわれた1970年代後半から80年代初期。曲調にカントリーの匂いが充満してた頃だ。上の写真は73歳になっても元気にプレイしている Albert Lee だ。演奏が好きで好きでしょうがいない・・・そんな気がする。

Clapton「Another Ticket」・・・このクレジットで彼と出会った
Another TicketAnother Ticket

 最初は、有名な "Filmore East Live(1970)" にも出てた「Alvin_Lee」かと思ったんだ。えー、またバリバリ Blues!って。
 いま、wikipedia では、"Albert Lee" は、卓越したテクニックと幅広い音楽性から、「Guitar player's guitar player」と評されてる。
当時はそんなことわからず、ただ名前が気になりどんなギター弾くのか、ずいぶん探した。

Clapton「ライヴ・アット武道館」・・・この時、来日したんだよね
ジャスト・ワン・ナイト~エリック・クラプトン・ライヴ・アット武道館~

 彼の秀逸なPlayが凄くいい味を与えてるよね。

  • Tulsa Time
  • Lay Down Sally
  • Cocaine
  • ・・・・・

 いい時代だ。彼の演奏を、いつでも映像で楽しめるなんて
何度も観たいから、ここに貼っておくよ。
Jimmy Page とも演ってたんだよね。

相変わらず古いLP漁りは続けてた。ひと際強烈な印象を持ったのは Albert Collins だった。

Albert Collins

 その強烈なアタック音にもう夢中になった。荒っぽい演奏スタイルも格好良かったね。右肩から下げたギターからはとても長いシールドがアンプにつながってて・・・そう、見たよ。来日公演の時(1982年)。興奮したなぁ。

 彼もまた・・・
35歳で癌で亡くなっちゃうんだよね。本当に残念。他にはいない・・・独特のスタイルで、本当に格好いいギタリストだった。今でもたまに聞きたくなる。ピキーン!

ALBERT COLLINS - ICE PICKIN'

 有名なアルバム「ICE PICKIN'」。別名 "アイスマン"とも呼ばれたんだよね。ほんとは CD購入すべきだけど映像あったので一応貼っておきます。(著作権注意・・・削除するかも)

Albert Collins with Stevie Ray Vaughan & Jimmie Vaughan(1989)

 同じく天国に行っちゃった "Stevie Ray Vaughan" と共演した映像だね。「かっちょえー!」て感じだよね。Ray Vaughan ももちろんめちゃ格好いいんだけど、彼のあとではなんか普通に感じてしまう。彼のチューニングは独特で、「Fマイナーオープン」ていうらしいけどよくはわからない。でもこのアタックは何度もマネして練習した。
 この時は Ray Vaughan のお兄さん、職人の Jimmy Vaughan もなんか、相当乗ってる気がする。

Albert Collins with Allman Brothers Band(1993)

 あの "Allman Brothers Band" とも演ってる映像も見れるね。これもまた素晴らしく「かっちょえー!」
 彼が弾き始めるとなんか "Allman Brothers Band" が、ただのバックバンドになってしまう(言い過ぎか)。でも、この年の暮れに天国に旅立ってしまうんだ。

ALBERT COLLINS SIGNATURE TELECASTER
ALBERT COLLINS SIGNATURE TELECASTER

 いつか手に入れたい・・・ALBERT COLLINS SIGNATURE TELECASTER
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Albert Collins に関わる 情報リンク ここにまとめていこ

3人目は・・・そう 偉大な Albert King だ。

Albert King

 ギター弾く人で知らない方はいないでしょう。いたら「信じられない!?」ね。
"BB King" や "Freddy King" とよく3大キングなんて言われるけど・・・
とにかく一度聞けば決して忘れられないトーン、フレーズ。特にマイナーの曲で素晴らしい独創的なプレイが映える。
Clapton ほか多くのミュージシャンに影響与えてるね。

 左利きで、フライングVを抱きかかえる大男・・・そんなイメージだけど、演奏はとても繊細。身体・・・震えるよ。

 代表的な名曲 目白押し・・・何度でも観たい

Rock Musician との共演でも独特の味わいを出して、いいよね
Gary Moore

 Gary Mooreのアルバム、

 このアルバムには、前出のAlbert Collinsも参加してるね。

鮎川さんのブログにも

 これも大好きな「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠さんのブログにも、詳細記事が掲載されてる。むさぼるように読みました。

Albert King に関わる 情報リンク ここにまとめていこ

3人それぞれ個性バリバリ、味わい深く、かっちょえー!

 これからもずっと、聴いて楽しんで学ばせていただける最高 Albert達・・・だね。
じゃ、今夜はもう遅いから Albert KingThe Sky Is Crying 聞きながら寝ようかな。